土地を購入しても、その土地の状態によっては所有者が自由に家を建てられないことがあります。
たとえば法地と呼ばれる土地は、そのままでは宅地として利用できません。
今回は法地とはどのような土地か、法地を購入するときはどのような注意点があるのか解説します。
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法地とはどのような土地か
法地とは、造成工事によってできた人工的な斜面の部分です。
そのままの状態では、家を建てることができません。
不動産の広告を出す際には、全体の面積の30%以内であれば、法地の面積を記載しなくても良いというルールが設けられています。
法地がどの程度の面積を持つのか、またどのような形状をしているのかについては、現地を実際に確認しなければ正確に把握することは難しいです。
斜面が含まれると活用が難しいため、法地は一般的な平坦な土地と比べて安価に購入できる傾向があります。
形状や面積によっては法地のままで住宅を建てられる場合もあるので、法地であることが必ずしもデメリットになるわけではありません。
法地は法面側に面した道路や土地よりも高い位置にあるため、日当たりが良好で、眺望が優れている点が大きなメリットとなります。
さらに、外部から家の内部を覗かれるリスクが少ないという点も、法地が持つメリットのひとつです。
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法地の土地を購入するときの注意点
法地を安く購入して、その土地を平らにしてから家を建てることは可能です。
ただし、当然そのための手間や費用がかかってしまいます。
高低差をなくすため、擁壁を作らなければいけないこともあるでしょう。
もともと法地に擁壁があるときの注意点は、その擁壁が安全であるか・現代の建築基準法の基準で建てられていない古い擁壁ではないかです。
家を建てる前に擁壁を作り直す必要がないか、専門家にチェックしてもらってから購入することをおすすめします。
また法地は安く買える代わりに、将来その土地を売却するときの価値が低くなってしまうことにも注意が必要です。
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法地の土地を購入して家を建てるときのリスク
宅地用として販売されている法地は、土地の表面を平らにするため、切土や盛土の工法が使用されています。
このうち、特に地盤が弱くなりやすいのは盛土の部分であり、自然災害や地すべりのリスクがやや高い特徴といえるでしょう。
土地の中には、切土部分と盛土部分が混在している形状を持つものも存在します。
このような土地は地盤が強い部分・弱い部分ができているため、不同沈下と呼ばれる現象が起きるリスクに注意が必要です。
不同沈下とは、建物が弱い地盤のほうに傾いて沈下していくことを指します。
基礎や外壁に亀裂が生じたり雨水が室内に入り込んだりしてしまう原因になり、日常生活に悪影響が出てしまうかもしれません。
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まとめ
法地は人工的な斜面であり、日当たりや眺望が良好であるとともに、造成や擁壁に関連する費用がかかる点に留意する必要があります。
また、切土・盛土による地盤の強弱や不同沈下のリスクがあり、事前の調査や専門家への相談が重要です。
さらに、購入後の将来の売却時には価値が低下する可能性を理解したうえで、購入を慎重に検討するべきでしょう。
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