住人のいない家を所有しており使い道がないと困っている場合、住まいとして以外にも活用方法があるのをご存じでしょうか。
近年注目されている空き家を芸術品とするのも活用方法のひとつで、海外から始まり日本でも広まりつつあります。
この記事では空き家のアート活用とはなにか、概要とあわせてイベント事例や海外における活用方法についても解説しますので参考にしてください。
空き家のアート活用とは?空き家の現状と展示の試みについて解説
現在、日本国内では誰も住んでいない家が増えており、令和元年住宅・土地統計調査によると居住者のいない家が848万9千戸で空き家率が13.6%との現状になっています。
活用方法の内訳とは、賃貸用、売却用、別荘などがありますが、それだけではすべての家を利用できているとは言えない状態です。
そこで近年注目されている活用方法である空き家アートとは、空いている家をアーティストの手によってリノベーションする方法です。
アーティストにとっては自分のセンスを発揮できる点、家にとっては家そのものをアート作品として生まれ変わらせられる点と、双方にとってメリットがあります。
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空き家を利用したアートイベントの事例をご紹介
空き家をアートとして活用する試みは日本各地でおこなわれており、事例のひとつが香川県直島の家プロジェクトで、改修した家を作品としており街を歩きながらアート作品に触れられます。
また、新潟県では大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレと称してイベントが開催されていて、空いている家や廃校を利用したアートが点在しています。
これらの家は展示期間以外の時期には宿泊施設として利用できるところもあり、実際に住みながらアートを楽しめる点が魅力です。
さらに兵庫県の下町芸術祭では空いている家や古民家を利用したアート作品が展示され、昔ながらの雰囲気を感じられます。
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海外におけるアート活用について
空き家問題は海外でも深刻で、なかでもドイツでは第二次世界大戦後に東ドイツに組み込まれたライプツィヒは産業が衰退して人口が流出した結果、居住者のいない家が急増して問題でした。
このライプツィヒには歴史的価値のある建物が多く、市民は街の歴史を残すためにさまざまな活用方法を考案しました。
そして現在、メンテナンスを自身でおこなうのを条件に低価格で物件購入できる、ハウスハルテンのプロジェクトが立案され、集まってきたアーティストらによって街の発展につながっています。
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まとめ
日本国内では居住者のいない家が増え続けており、賃貸、売却、別荘などの使い道だけではすべての家を利用できていないのが現状です。
そのような家をアートとして活用する事例が日本各地で増えており、自分のセンスを発揮したいアーティストや家にとって多くのメリットがあります。
ドイツでも居住者のいない家が急増しましたが、ハウスハルテンのプロジェクトによって、現在では街の発展が実現しています。
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